ソリストとしての演奏の他、オーケストラ首席奏者及び教育者としての活動にも力を注いでいる
幼少より英国で育ち、王立音楽大学ジュニアカレッジ、パーセルスクール、王立音楽院にて研鑽を積む。その間マイケル・コリンズ、アンドリュー・マリナー、パトリック・メッシーナに師事。
カルリーノ国際クラリネットコンクール(イタリア)最高位、ゲント=コルトレイク国際クラリネットコンクール(ベルギー)優勝。日本と英国に於いても数々の賞を受賞。12歳でケンブリッジ音楽祭でリサイタルデビュー。コンチェルトデビューは15歳でのイギリス室内管弦楽団とのウェーバー協演。以来数多くのオーケストラよりソリストとして招かれ、アシュケナージ、ブラビンズ、チョン・ミョンフンを始め、名だたる指揮者達との共演を重ねる。演奏の舞台はヨーロッパ諸国(フランス、イタリア、スイス、ポーランド、デンマーク、ルーマニア、オーストリア等)、アメリカ(ニューヨーク、フロリダ)、メキシコ、ヨルダンに及ぶ。英国ではそれらの演奏活動が認められ、バッキンガム宮殿に於ける故エリザベス女王陛下主催のレセプションに招かれる他、チャールズ前皇太子(現在の国王)ご列席のコンサートにてコンチェルトを演奏するなど、王室からの激励を受ける。
2005年井上道義指揮によるドハティー作曲クラリネットコンチェルト「ブルックリンブリッジ」の初演で日本ソロデビュー。これまでに、日本フィル、新日本フィル、東京シティーフィル、東京交響楽団、N響チェンバー、名古屋フィル、九州交響楽団、大阪交響楽団、山形交響楽団、広島交響楽団等と協演。2007年の東京文化会館リサイタルデビュー以来、紀尾井ニューアーティスト、オペラシティーB to C、サントリーホール・チェンバーミュージックガーデン、白寿ホール・ワンダフルOneアワー、フィリアホール・土曜ソワレ等のシリーズに登場、日本各地でリサイタルや室内楽を行っている。
NHKBS「クラシック倶楽部」にマイケル・コリンズとのジョイントリサイタル、及びアテア木管五重奏団で登場。NHK-FM、東京FM、英国BBC放送にも頻繁に出演している。これまでに4枚のソロアルバムと2枚の室内楽を含む9枚のCDをリリース、国内外の音楽誌に絶賛を博す。
現在王立バーミンガム音楽院クラリネット講師。ダーティントン国際音楽祭を含む英国各地の講習会にてクラスを持ち、名門ナショナルユースオーケストラのコーチ。現在王立音楽大学ジュニア部の指導員。首席奏者としては、ロイヤルオペラハウスを始め、BBC交響楽団、フィルハーモニア管、ロンドンフィル、ロイヤルフィル、ロイヤルリヴァプールフィル、バーミンガム市響など、英国各地の主要楽団より招かれ演奏している。
使用楽器は英国のピーター・イートン「インターナショナル・モデル」